お問合せする 保育士募集

クロアゲハを幼虫から育てたよ!驚きと感動がいっぱいの飼育記録(東上野)

Snowクラス(2歳児)の時にダンゴムシに夢中になり、生態を調べて大切に飼育し、生活発表会では「ダンゴムシハウス」として表現を楽しんだ子どもたち。

そんな子どもたちが戸外遊びで見つけたのは、一匹の小さな幼虫。「これ、何の幼虫だろう?」「育ててみたい!」という声が子どもたちから自然とあがり、園に連れて帰って飼育がスタートしました。

まずは図鑑をめくりながら調査開始!「これじゃない?」「クロアゲハかも!」と行き着き、「何を食べたら元気に育つんだろう?」と調べを進めると、ミカンの葉っぱが好きだと分かりました。

「ごはんあげたい!」と、雨の日にもかかわらず、近くの公園へミカンの木の枝をみんなで探しに行ったことも。お腹を空かせているかもしれない幼虫のために、一生懸命枝を拾い集めたのは、今ではとても温かい思い出です。

こうして幼虫がすくすく育つ環境を整え、日々の観察が始まります。 「これが幼虫のうんちなの!?」とフンの多さに驚いたり、「今日も大きくなってる!」と目を輝かせたり。さらに子どもたちを夢中にさせたのは、幼虫の姿の変化でした。最初は鳥のフンのような黒っぽい姿だった幼虫が、脱皮を繰り返すうちに鮮やかな緑色の「青虫」へと大変身!「色が変わった!」「全然違う虫みたい!」と、その劇的な変化に大興奮でした。近くでじっくり観察する子もいれば、少し離れたところから優しく見守る子もいて、それぞれが自分のペースで関わっていきます。

ある朝、登園した子が「あ!さなぎになってる!」と、さらなる大変化を発見。青虫からサナギへと、劇的に形を変えていく生き物の不思議さに子どもたちの興味は尽きません。「ちょうちょになるのはもうすぐだね」「まだかな、まだかな」と期待を膨らませて待っていると……ついにその時がやってきました。
「ちょうちょだー!」 ある朝、大切に育てていたサナギから2匹のクロアゲハが無事に羽化!「すごいねぇ…」と、パタパタと可憐に舞う姿に子どもたちはすっかり釘付けでした。

もちろん、全てのサナギが無事に羽化できたわけではありませんでした。姿を変えずに動かなくなってしまったサナギを前に、命の不思議さや尊さを静かに受け止める子どもたち。黒い幼虫から青虫、サナギ、そして美しいちょうちょへ——姿を次々に変えながら力強く生きていく生命の神秘に、心を動かされていました。
無事に生まれたちょうちょを前に、「このちょうちょ、どうしようか?」と問いかけると、「公園でお友達のところに返してあげよう」「お空に離してあげよう」と子どもたちから優しい声があがりました。
ちょうちょが入った虫かごを両手で大切そうに抱えて公園へ向かい、そっとフタを開けると、青空へと高く舞い上がっていきました。「ちょうちょさん、ばいばーい!元気でねー!」と、いつまでも手を振り続ける子どもたち。
大好きだからこそ、手元に置くのではなく自然へ帰すという決断をした子どもたち。今回の飼育体験を通して、自ら調べる探究心、劇的な変化に気づく観察力、そして姿を変えていく命の不思議さや尊さなど、たくさんの大切なことを学び、一歩大きく成長した姿を見せてくれました。

お知らせ一覧